好日日記


お客様におススメしてもらった本を入荷しました。

『好日日記 季節のように生きる』
森下典子
PARCO出版
1500円+税

『日日是好日』の著者のお茶を習い始めてからの日記。

お茶をしていると、本当に季節の中に身を置き、味わうことの心地よさを感じます。
お湯が沸くシュンシュンという音も、床の間の茶花も。あの、清少納言の枕草子を思い出す。

きっとみんな疲れていて、そんな時に必要な本だと思います。
少し、日常の社会と違うところで流れる、自然との時間が、何よりの癒しかもしれない。
自分自身との時間。
ページを開くたびに、そんなことを思います。挿絵も素敵です。

これをオススメしてくれた方も、この本を読んでとても助けられたそうです。この本自身が、茶室で感じるの癒しのような存在になっているのだと思う。
私もお茶を習っていますが、どれだけこころが疲れていた時でも、優しい気持ちで自分と、相手に向き合うことが出来るのは不思議でした。そしていつも、お茶のお稽古からの帰り道は空気が澄んでいて、夜空が綺麗。自然は当たり前に美しく、それに気づくのも気づかないのも自分なのかもなあと、思います。

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