冬。に読む

めっきり寒くなりました。豊前は今日も曇り空の冬景色です。お店の準備をしながらも、本を紹介したいと思います。なかなか開かないお店で申し訳ないです。。

今日の〈縁側にある本〉 は
『ドミトリーともきんす』

高野文子
中央公論新社

科学の本を読んだとき、科学者や物理学者の思考に少しだけ触れただけなのに、世界を違った視点で捉えられた気がして、理解は出来ないまでも、新種の”喜び”を感じることができる気がします。

科学者である湯川秀樹の
「詩と科学遠いようで近い。」
という言葉。もしかしたら今まで科学というものを必要以上に遠ざけていたのかもしれない。道筋が違うだけで、私たちは同じ答えを求めている、のかもしれない。なんというか、詩も科学もロマンといいますか、果てない旅路ともいいますか。
高野文子さんの描く漫画が織り成す世界観が、今まで遠い存在だった科学者や科学を身近に愛おしく感じさせてくれた。
寒い冬に、オススメの一冊です。


0コメント

  • 1000 / 1000