縁側私の頭は今縁側でいっぱいである。この自分のうち(ばあちゃんち)にある縁側を、別の場所にもってきて、しかも人様に共有してもらうなんて変な話だし、おこがましいし傲慢なのかもしれない。けれどもわたしは縁側の世界観をもっと煮詰めて、居心地よくてセンチメンタルでパーソナルでいて開かれている、古くて新しいものを作りたい!縁側は、私の好きな場所だ。小さな頃からばあちゃんの家に来ては縁側で佇んでいた。移ろう庭の木々や音を一番敏感に感じ取ることができる、感じ取ってしまうすごくセンチメンタルなところでもある。本当に考えれば考えるほど不思議な場所で、とても大切な場所なんじゃないかと思うのだ。特に日本人にとっては。すごくパーソナルに場所で、そこで感じること...16Aug2018BOOK縁側