I've never seen a doctor.頑張れ美恵子T(I've never seen a doctor.)祖母美恵子(90)の元気を取り戻すべく作られたこのロンT。"わたしは一度もお医者に罹ったことがない"と言う美恵子の口癖をプリントしてます。これを見てあの頃の強気を思い出して!バックにはTのポーズをした元気な美恵子の面影が。決してあの兄弟のパクリではありません。 04Nov2021家族WOMEN介護
『ずっと愛しかった。』と日記のようなもの夏が来た。こちらの街は、雨は少ししか降らなかった。いつも今にも泣き出しそうな空だから、沢山降ると思っていたけど。こちらも空の涙に引っ張られない様にと気をつけたり、たまに同調してみたりする。最近は、韓国文学を読んでいる。ファン・ジョンウン著の『誰でもない』をゆっくり読む。ゆっくり読むから全てが染み込んできて少し辛いけど、血肉となるのが分かる。救いのない話だけど、その書いた行為と物語の力があるからか、後から後からわたしの身体の中でぐねぐねと力に変わるのが分かる。最近は血のめぐりについても考えていて、韓国文学と同時に『血流がすべて解決する』という漢方薬剤師の堀江昭佳さんの本も平行して読む。全く違うから平行して読めると思っていたけど、自分の...16Jul2021家族PHOTO縁側介護
3世代で楽しめるショップ、今月までです。kiki×engawa×Add.合同オンラインショップもいよいよ今月で終わりです!まだまだ素敵なアイテムがありますので、ぜひショップを覗いてみて下さいね。23May2020家族BOOK縁側
どろんこ保育園〈縁側激推し入荷本〉『真夜中の陽だまり』三宅玲子文藝春秋刊1500円+税認可夜間保育園はなぜ増えないのか。福岡の博多、中洲を支える型破りの保育を実践するどろんこ保育園に密着したルポ。そこに通う親子とその親子を支える園の姿とは。実は、どろんこ保育園は私の以前働いていた職場でもあります。私は理事長の"親の幸せは子どもの幸せ"という理念と、それを実践することは大変だと百も承知で今日まで歩みを止めずに実践しているという姿に感銘を受けました。親の仕事や、生活リズムを配慮して、登園時間別にクラスが分かれていたり、もちろん夕食も食べる子も、保育園で寝る子もいます。世間ではよく、夜遅くまで預けられて可愛そうという言葉も...02Oct2019家族BOOK
老人と暮らすことはエチオピアで暮らすようなこと『うしろめたさの人類学』を読んで、思った。この、スムーズにいかなさ具合は、老人との生活ににている!感情的な毎日。思うようにならない世界。だけれど、ひとたび楽しめると、すごく面白い世界。私は、介護をして鬱のようになっていたけれど、それはもしかして人間らしさの塊だったのかもしれない。違う感覚へのワープ。喜怒哀楽全てが毎日爆発していた。それは、今、自分でちゃんとそれを受け入れられるから言えるのであって、その只中ではそうは思えなかった。でもきっとそのあとに、面白い経験をした、と言えるし、世界の範囲が広くなったように感じる。世界の手触りが違う。エチオピアから日本に帰った著者の、この日本のある種の冷静さに気づく場面。エチオピアでは、物事が全てス...07Apr2019家族BOOK介護
ばあちゃんがきた祖母は草取りが大好きなので、どこの草でもすぐに取る。縁側にようやく来たというのに、まず草をみつけてしゃがみこむ。ようやく入ってきたらキッチンへ向かい、仕事をみつける。出てきたら目に入った本の背表紙をきちんと揃えて、ようやく席についた。22Mar2019家族BOOK縁側
家族と一年誌〈縁側入荷本〉『家族と一年誌「家族」2』株式会社HYOTA家族が家族と出会う。をテーマに一年間、ひとつの家族の姿を追った雑誌です。この本を作っているのもひとつの家族。その雑誌の第2弾がついに発売されました!今回の家族は、江口さん一家。夫は有名な書店「UTRECHT」を立ち上げた江口宏志さん。妻はイラストレーターの山本祐布子さん。そして娘の美糸ちゃんと紗也ちゃん。そんな家族が、蒸留酒を作るための日々を追っていく家族の物語。今までの生活を変えることは、すごく大変なことなのだけれど、家族で豊かさへ向かうということで、また新しい物語を生んでいる。本当の豊かさがつまっている本。印象的だったのは、蒸留所の名前を考えるとき、...22Jan2019家族BOOK
縁側にある本〈縁側にある本〉『他人の始まり 因果の終わり』ECD河出書房新社写真家の植本一子さんの夫でラッパーのECDのエッセイ。闘病し、去年亡くなる前までの記録と共に自身の生い立ちや家族にも向き合って書かれている。やはり妻の一子さんもECDも、どちらも育ってきた家庭環境が違う。他者と理解し合うことってすごく難しいのだ。お互い求めていることが違ったり愛情表現だって違う。それを受け入れながら一緒に生活する。結婚して家族をつくることって何なのだろうか。2人の築いてきた家族はとてもいびつにも思うし、でも現代の社会を乗り切るためには柔軟で、これからの家族の形なのかもしれない。ECDはラッパーとしても「個」を貫き、自分の道を1人突...15Jan2019家族BOOK
降伏の記録『降伏の記録』植本一子 河出書房新社『かなわない』(タバブックス)で衝撃をうけた写真家 植本一子さんが綴る日々の記録。何が衝撃というと、自分の弱さも闇もなにもかも赤裸々に綴ってあったこと。夫以外の好きな人のことや、うまく子育てができない日常の出来事や心情までも。今回の『降伏の記録』ではさらにECDの闘病により、夫と向き合う内面が色濃い。自分にも重なる部分があり、ぞっとすることもあったが食い入るように読んだ。強いだけの人はいない。母親だって人間だ。ただ本当のことを、それが自分や周りも傷つけることだとしても隠すことなく全て吐露する彼女には、凄味さえ感じる。それが全て自分なのだ、と一子さんは言っている。分かってほしい、と。家族は...14Jan2019家族BOOK