I've never seen a doctor.頑張れ美恵子T(I've never seen a doctor.)祖母美恵子(90)の元気を取り戻すべく作られたこのロンT。"わたしは一度もお医者に罹ったことがない"と言う美恵子の口癖をプリントしてます。これを見てあの頃の強気を思い出して!バックにはTのポーズをした元気な美恵子の面影が。決してあの兄弟のパクリではありません。 04Nov2021家族WOMEN介護
『ずっと愛しかった。』と日記のようなもの夏が来た。こちらの街は、雨は少ししか降らなかった。いつも今にも泣き出しそうな空だから、沢山降ると思っていたけど。こちらも空の涙に引っ張られない様にと気をつけたり、たまに同調してみたりする。最近は、韓国文学を読んでいる。ファン・ジョンウン著の『誰でもない』をゆっくり読む。ゆっくり読むから全てが染み込んできて少し辛いけど、血肉となるのが分かる。救いのない話だけど、その書いた行為と物語の力があるからか、後から後からわたしの身体の中でぐねぐねと力に変わるのが分かる。最近は血のめぐりについても考えていて、韓国文学と同時に『血流がすべて解決する』という漢方薬剤師の堀江昭佳さんの本も平行して読む。全く違うから平行して読めると思っていたけど、自分の...16Jul2021家族PHOTO縁側介護
灯先日豊前のハーモニカをしているおじいさま方が、練習の帰りに縁側へ寄ってくれた。その前の日は、ここは本を読むところよね、ごめんね。と言いつつおばちゃんたちが生協のチラシを開く。最近近くのお年寄りが寄ってくれることも増えた。そのような場所を密かに目指していたからじんわりと嬉さが込み上げる。本を読んでほしいのはあるけど(本には沢山の知恵や、素晴らしい物語がつまっているから)でも、お年寄りには、本に匹敵するくらい知恵と経験がある。だからなのか、本と共に縁側にいるのを見るだけでよいのに、わたしにも沢山知恵を分けてくれる。ハーモニカの本番のあじさい祭りの演奏が終わり、反省会と次の打ち合わせに、また縁側へ寄ってくれたおじいさま方を見ていると希望が...16Jun2019縁側介護
老人と暮らすことはエチオピアで暮らすようなこと『うしろめたさの人類学』を読んで、思った。この、スムーズにいかなさ具合は、老人との生活ににている!感情的な毎日。思うようにならない世界。だけれど、ひとたび楽しめると、すごく面白い世界。私は、介護をして鬱のようになっていたけれど、それはもしかして人間らしさの塊だったのかもしれない。違う感覚へのワープ。喜怒哀楽全てが毎日爆発していた。それは、今、自分でちゃんとそれを受け入れられるから言えるのであって、その只中ではそうは思えなかった。でもきっとそのあとに、面白い経験をした、と言えるし、世界の範囲が広くなったように感じる。世界の手触りが違う。エチオピアから日本に帰った著者の、この日本のある種の冷静さに気づく場面。エチオピアでは、物事が全てス...07Apr2019家族BOOK介護
とどまることはない世界で一番大好きで信頼しているじいちゃんが逝ってしまった。私の介護という大きな仕事が無くなってしまい心にぽっかりと穴が空いたみたい。じいちゃんを介護しながらも、私は精神的にじいちゃんに頼っていた。写真を撮るなら遺影を撮りたいと思っていた私の夢は、じいちゃんが叶えた。いい顔すぎて、見るたび涙が出る。最期はばあちゃんの味噌汁を飲んで、大好きなのど自慢をラジオで聞きながら私の手を握って逝った。完璧すぎる死だった。でもやっぱり悲しい。りこちゃーんと呼ばれて眠れない夜も、面倒くさい書類の管理もオムツの交換だって、新聞の音読だって無くなれば愛おしくなる。それくらい全部耐えられたのに。ほんとに一瞬で死んでしまうのか。もう会えないのだね。お葬式が済...04Nov2018介護
老人の足フェチ今日は朝起きると、たまに来るあの倦怠感が襲ってきた。とりあえずじいちゃんの着替えをして、椅子に座らせて、ご飯を食べられるまで準備したら、ベットに戻ってしまう。だめだ、と思っても今日は目が開かないし、案の定ものもらいもできていた!ご飯を作って食べて、また洗って、とひいばあちゃんが言ってた言葉が身にしみるね、とばあちゃんと話しながらご飯を作る。本当に毎日毎日作ってきたばあちゃんはすごい。コンビニを利用したいのだけど、体に悪いものをじいちゃんには食べさせたくないし、と思って頑張って作る。今日はだらりと疲れ、ばあちゃんも私もだれていると、じいちゃんが、もうさよならねとかブラックジョーク言うから、私は怒るとじいちゃんが笑って、まあ気楽にやって...16May2018介護